校正と校閲の違い
校正と校閲は、文章などの間違いを正す仕事として、同じように思われがちだが、厳密にはチェックするポイントが異なる。
校正は、原稿とゲラを見比べて誤植がないか確認し、誤字や脱字などの誤りがあれば正す。「輸」を「輪」に修正したり、「フォルダ」と「フォルダー」などの異なる表記を編集ルールに従って統一したりするのが仕事である。
校閲は、原稿の内容に矛盾や事実関係の誤りがないか確かめ、間違いがあれば正す。例えば「東京オリンピックは1964年10月10日から10月24日までの15日間、日本で開かれた」という内容に誤りがないか確かめるのが、校閲の仕事である。