有力出版社と教科書供給会社が全国の小中高等学校に「電子書籍の定額制読書サービス」を28,800円/年で提供(2019年4月より)
eライブラリー有限責任事業組合は来年4月より、出版社8社と全国の教科書供給会社29社、図書印刷の合計38社(10月10日現在)が参加し、共同開発した小中高等学校向けの電子書籍サービス「School e-Library(スクール イー ライブラリー)※商標登録出願中」の提供を発表した。
子供たちの読解力、表現力の低下が問題視されている中、読書がしたくなる機会を増やすことを目指し、提供する商品やサービスの数ではなく利用期間に対して対価を支払うサブスクリプションモデルでの書籍提供の協力に同意し、原作者の了解を得ることで、企画が実現された。
<サービス内容>
- 少しずつ入れ替わる1,000冊の本が読書可能。
- 1学校に対して28,800円/年で41IDを提供、1クラスが同時に同じ本を読むことができる41ライセンス(生徒40名+先生1名)を提供。有料でライセンスの追加も可能。
今年の12月より希望する学校には無料でサービスを提供し、来年4月より有料サービスに移行する。現時点では個人や一般企業・大学・公共図書館などへサービスを提供する予定はない。
電子書籍を提供する出版社8社は、学校で子どもたちが読むにふさわしい書籍を選定し、3〜6カ月で書籍を入れ替える。最新刊やロングセラー作品まで約1,000冊を読むことができる。
eライブラリー有限責任事業組合参加企業一覧
・岩波書店、偕成社、学研プラス、河出書房新社、講談社、集英社、フレーベル館、ポプラ社 (8社)
・図書印刷
・北海道教科書供給所、青森県図書教育用品、岩手教科図書、秋田協同書籍、宮城県教科書供給所、山形県教科書供給所、福島県教科用図書販売所、群馬県教科書販売、茨城県教科書販売、千葉県教科書販売、東京都三多摩教科書供給、長野県教科書供給所、福井県教科書供給所、静岡教科書、愛知県教科書特約供給所、岐阜県教販、三重県教科書特約供給所、滋賀教科図書販売、京都府教科図書販売、和歌山県教科書販売、兵庫県教科書、大阪教科書、岡山県教科図書販売、広島県教科用図書販売、山口教科書供給、鳥取県教科図書販売、島根県教科図書販売、宮崎県教科図書販売、沖縄県教科書供給 (29社)
合計38社